「おひとり様参加限定ツアー」があるってご存じですか?
参加者全員が「一人で参加する」という旅行スタイルのツアーです。
わたしは「おひとり参加限定ツアー」で2019年の秋、北海道の道東・知床旅行に参加しました。
ツアーに参加する前は「楽しめるのかな」「どんな年齢層の人たちなのかな」「ほかの人と交流はあるのかな」とドキドキしていたのですが、想像以上に楽しい旅でした!
この記事では「おひとり様参加限定ツアー」がどんなツアーなのか、アラフォーのわたしの旅行体験・感想からお伝えします!
「おひとり様参加限定ツアー」ってどんなツアー? 一人旅とどう違うの?
一人で旅行するとき、旅行手配の仕方は以下の3つが多いのではないでしょうか。
- 交通手段・宿もすべて自分で予約して旅行する
- 旅行会社のひとり参加OKのフリープラン(添乗員なし)に参加する
- 旅行会社のひとり参加OKのツアー(添乗員付き)に参加する
わたしは20代後半からほぼ毎年一人旅をしてきました。
北海道、仙台、伊勢・志摩、小笠原諸島、沖縄、宮古島、石垣島、西表島・・・。
友達や家族との旅行ももちろん楽しいのですが、誰とも予定を合わせず好きなタイミングでふらっと行け、旅行中の時間がすべて自由に使える一人旅も大好きなのです。
一人旅をするときは自分で手配するかフリープランに参加し、好きなホテルを選びレンタカーを借りて、ひとり気ままに過ごしまています。
一人旅が好きなわたしが「おひとり様限定ツアー」に参加した理由
一人で自由に過ごせるフリープランの一人旅が好きなわたしですが、2019年の秋・9月にとった遅い夏休み期間に、添乗員・ガイドつきの「おひとり様限定ツアー」に参加しました。
北海道・知床半島のクルージングと道東の秘境を周る4日間のツアーです。
いつも一人旅をするときは、レンタカーで気ままにドライブしたり電車に乗って移動したり、ひとりで自由に過ごす時間を楽しんでいました。
何にも決まってない、自分で全部決められる旅が好きなんですよね。
北海道・知床への旅も、今までと同じように自由気ままな旅をしようと最初は考えていました。
しかしそこは北海道。
レンタカーで移動することもできるけれど、近そうに見えて目的地の間が100・200kmなんて当たり前の地。
移動するだけで2~3時間平気でかかってしまうのが北海道。
友人を誘えればよかったのですが、9月の平日に「3~4日北海道に行こう!」とは誘いにくく・・・。
一人旅だと移動するだけで疲れそうだから知床は諦めようかななと思っていたときに見つけたのが「おひとり参加限定ツアー」でした。
東京から北海道(中標津空港)までは飛行機で行き、4日間バスに乗って道東を周遊するツアーなら、メイン観光地に楽に移動できます。
また「おひとり参加限定」なら、自分だけひとり参加で疎外感を感じることもなさそうだと思ってツアーに申し込みました。
「おひとり限定ツアー」参加の条件は?
「おひとり様限定ツアー」の参加条件は、一人参加であるということ。
友達同士や家族での参加はNGとされています。
友達同士別々に申し込むこともできなくもないですが、参加者全員が「一人参加」なので、友人同士だと周りに気付かれたらかなり気まずいので、そんな参加の仕方をする人はいないと思います。
わたしが参加したツアーは参加者が40人ほどでしたが、全員おひとりさまでした。
女性だけのおひとり参加限定ツアーも開催されているので、気になるものがあるかを探してみてくださいね。
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「おひとり参加限定ツアー」参加者の年齢層は? 男女比は?
わたしはおひとり参加限定ツアーに40歳で参加しました。(平日の3泊4日ツアー)
40名ほどのツアーでしたが年齢層(わたしが見た感じでの)は、60代以上が60%、50代が30%、40・30代が10%でした。
(わたしはツアー参加者では若いほうでした。40歳なのに・・・!)
男女比は、女性70%、男性30%ぐらいです。
わたしが参加したのは平日の3泊4日ツアーだったので、会社員や小さいお子さまのいる方は参加しづらく、時間とお金に余裕のある60代以上の方が多かったのかなと思います。
60代以上の方が多いのですが、ひとり旅ツアーに参加する人なのでみなさん元気・パワフルでした!
若いころは海外旅行にバンバン行っていた人、今でも気ままにひとり旅をしている人など、話していて楽しい方が多かったです。
「おひとり参加限定ツアー」はどんな雰囲気? 楽しめる?
わたしが参加した「おひとり参加限定ツアー」は、
- 自宅→北海道の空港までは各自移動(チケットはツアー代に含む)
- 北海道内はバスで観光地を移動
- 添乗員&ガイドつき
- ホテルは1人1室
- 朝食はホテルで。昼食は観光地で一緒に。夕食は個々に
- 北海道の空港で解散
道東の観光地移動は長いので、多くの時間をバスの中で過ごします。
バスの席は毎日指定され、男性同士・女性同士で1日ごとに違う方とペアになりました。
隣に座る人と話すかどうかは自由。
よく話す人もいれば、全く話さない人もいますし、強制もなく自由な雰囲気でした。
バスに乗っている時間が長いので、最初少し話をして、あとは景色を楽しんだり、次の観光地まで寝たり、と思い思いに過ごしている人が多かったです。
バスに乗っているときに虹がダブルで現れたのですが、そのときはバス中が盛り上がりました。
初日はみなさん遠慮がちですが、4日間一緒に過ごすので途中からは自然と話すようになっていきますね。(観光地の感想とか)
朝ホテルの食事処で会えば自然と会話するぐらいの関係性には無理しなくてもなっていました。
観光地ではなかよくなった人同士一緒に歩く人もいれば、その時近くにいる人と話しながら歩く人、一人で歩く人、観光途中の過ごし方も自由です。
年配の女性同士でなかよくなっている方もいましたが、ほとんどの人は、そのとき近くにいる人と時々話しながら行動していることが多かったかな。
添乗員・ガイドつきで観光が楽しめるので、「なじむためにがんばらなきゃ!」と思わなくてもいいのがよかったです。
「おひとり参加限定ツアー」に参加しての感想 想像以上に楽しかった!
普段ひとり旅は気ままなフリープランで楽しんでいるわたしが、添乗員・ガイド付きの「おひとり参加限定ツアー」に参加した感想は・・・
気ままではないけど、いろいろ観光地に行けて感想も言いあえて楽しかった!
フリープランのひとり旅に比べると、団体行動なので自由度は下がります。
観光地にいられる時間も決まっているので、もっといたいと思ってもバスに乗って移動しなければなりません。
(「おひとり参加限定ツアー」だけでなく、団体旅行すべてに言えることですが・・・)
その代わり、一人では行きづらい観光地や食事処にもツアーならいけるので楽しかったです。
わたしが参加したツアーは3日4日で、道東のメイン観光地をたっぷりまわるツアーでした。
- 1日目:北海道中標津空港→摩周湖→来運公園→斜里(バス走行距離110km)
- 2日目:プユニ岬→知床五胡→ウトロ滝→知床観光船→フレべの滝散策→屈斜路湖(180km)
- 3日目:津別峠雲海→野付湾遊覧船→標津→東根室→納沙布岬→釧路(410km)
- 4日目:釧路湿原散策→ノロッコ号乗車→釧路空港(90km)
とんでもない走行距離ですね! これは一人では無理だ・・・!
一人旅の自由さはないですが、手軽に楽に観光地をまわれるのでツアーもよかったです。
津別峠の雲海を見るツアー、早朝5時起きですがバスでウトウトしながら行けるので楽でした! そして美しい!
添乗員・ガイドがついているツアーなので、観光地の説明を聞けるのも一人での旅ではないことなのでよかったです。
バスでの移動中は眠ってることもできるので、一人でいろいろ考えながら動くひとり旅より楽でした。
普通のツアーに一人参加すると疎外感や孤独感を感じそうですが、みんな「おひとり様」なのでストレスも感じませんでした。
ひとり旅だと感想を言い合うことはできませんが、隣にいる人と「きれいですね」「これなんですかね」と感想を共有できます。
でも一人でいたいときはコミュニケーションせずに過ごしてもOKなので、思ったより気ままに旅することができました。
一人旅ももちろん大好きですが、たまには「おひとり参加限定ツアー」に参加してみるのもいいなと感じた知床ツアーでした。
気ままな小笠原諸島ひとり旅
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