おひとりさまマンション購入記②
40代独身のわたしが東京で一人暮らし用物件探し開始!
納得いく物件探しをするためには「適正価格を知る」「譲れない条件を決める」ことが大切だと気づいた話をまとめました。
ポストに入ってた新築マンションのチラシを見て「マンションを買おう!」と突然決めたわたし。
マンション購入について何も知らない状態からのスタートでした。
東京のマンション価格感が全くわかってなかったので、物件サイトをチェックするたびに「こんなに高いの!?」とビックリする日々が続きます。
今回は物件探しをする中で、マンションの適正価格を知ること、マンション購入で自分が譲れないポイントを見つけることの大切さを感じた経験をまとめました。
東京一人暮らしマンション探しスタート!適正価格を知ることって大事です!
「マンション買いたい!」と思ったきっかけの新築マンションの見学会は1ヶ月後。
その前にいろんな物件を見学して見る目を養っておこうと、物件見学の日々が始まります。
マンション見学14件!見る目は養えた気がします
突然「マンション買いたい」と思ってから購入するマンション決定までの1か月半で、わたしが実際に見学した物件は14軒でした。
- 新築マンション(現地・モデルルーム):4軒
- 中古マンション:10軒
マンション購入した独身女性アンケートだと、購入までに見学したマンションは1~3件が多いんだとか。
複数の物件を見ると迷って決めれなくなるから、少ない物件で決める人が多いようです。
わたしの14軒見学はかなり多いほうですね。
本命の新築マンションの見学会までに見る目を養おうと新築・中古どちらも見学しまくっていました。(もう趣味の域)
お気に入りマンションに複数出会うと悩みが深くなるので、サクッと決めるほうがいいかもしれないですね。
マンション購入女性のアンケート結果はこちら!
マンションって高い!そして条件・スペックの少しの違いでの価格差が大きい!
マンションを買おうと決めてから、毎日物件サイトで新築マンション・中古マンションをチェックしていました。
SUUMOなど一括検索サイトに加えて、ノムコム(野村不動産)など不動産会社運営のサイトも使ってひたすらチェックです!
(ノムコムさんには担当の方もついてもらって、すごくお世話になりました!)
東京のマンションってめっちゃ高い!
もうビックリでした!
もちろん東京のマンションが高いこと、価格が高騰していることは知ってましたが、それでも想像より高い!(笑)
築40年超えてるマンションでも、いい立地の物件は高い!
1日中物件サイトを見まくって、これが今の価格相場かとやっと実感が持てました。
さらに物件サイトを見ていると、マンション価格が条件やスペックで大きく変わることに気付きます。
- 同じマンションでも1階上がると200万違う
- 似た間取りでも特急駅と各停駅で500万違う
- 似た間取りでも駅距離5分差で200万違う
今思うと「当たり前だね」なんですけど、マンションを探し始めたころは少しの違いで数百万もの差が出ることにビックリしたのです。
そもそもの物件価格が高い上に、少しの違いによって数百万もの値段差が出てしまうマンション購入。
自分がマンション購入で優先したいポイントをちゃんと見極めていかないと、どんどん値段が上がってしまうんだなと改めて気づきました。
今のマンション適正価格を知ることが大事だと気づいて調査開始!
新築マンションは販売するディベロッパーが、中古マンションは売主が、部屋に対して売りたい価格を設定しています。
中古マンションは売主がつけた価格なので、同じ駅の似た条件の部屋でも数百万の差があったり、わたしの目からは条件が悪いマンションのほうが高かったり・・・。
物件サイトを見ているだけでは、相場はなんとなくわかっても、適正価格で売られているのか素人のわたしにはわかりませんでした。
このマンション高い気がするけどどうなの・・・?
マンションにつけられた価格が妥当なのか悩んでいたとき、ネットで見つけたのがマンションの価格相場・適正価格をチェックできるサイト「住まいサーフィン」でした。
「住まいサーフィン」 では、マンションの評判やサイト独自の計算方法による適正価格、値上がり率などが無料で確認できるのです。
見学した部屋、サイト上で気になった部屋を検索しまくっていたら、なんとなくの今の価格感がつかめてきました。
わたしが探しているエリアだと、新築1LDKでも3,500~4,000万ぐらいすること。
中古マンションでも、2LDKで3,000~4,000万前後になること。
築30年超えでも人気駅の駅近だと価格があまり下がらないこと。
今のマンション価格感がつかめたことで、物件見学時に「売主さん強気だな」とか「この部屋お得かもしれない!」とつかめるようになってきました。
もちろんこのサイトがすべて正しいわけではないし、マンション価格を適正と思うかは買う人の感覚で違うんですけど、物件を検討する上でかなり参考になってよかったです。
適正価格のチェックを無料会員登録でできるおすすめサイトです!
全く何も知らない状態で「マンション買う!」と決めたわたしですが、実際に物件をたくさん見て、不動産屋さんと話して、ネット情報をチェックすることで、今のマンションの売値相場を把握することができました。
そして新築・中古どちらもたくさんのマンションを見たことで、「自分にとって譲れないポイント」にも気づくことができました。
物件探しの基本的なことも全く知らなかったわたしですが、「現場百回!」の勢いで物件見学し、知識をアップデートしたことで、自分が納得できる価格・スペックのマンションを購入することができたと思っています。
マンション見学スタート!なかなかグッとくる物件には出会えず・・・
本命マンションを見るまで物件は決めないけど、できるだけたくさんの物件を見学して見る目を養おうと、物件見学スタートです!
わたしのマンション検索条件
物件サイトでのマンション検索条件は、十数年のひとり暮らし経験からこのように設定しました。
- 沿線・駅(十数年同じ沿線なので、その中から暮らしやすい駅を複数チョイス)
- 広さ・間取り(住んでる家が35㎡ぐらいの1LDKなので、それ以上がいい)
- 駅からの距離(徒歩15分ぐらいまでならいけるかな)
- 値段(「これぐらいだったらいいかな価格」+1000万ぐらいで、ちょっと幅広く検索)
手始めとして新築マンション1つ、中古マンション1つの物件見学を選んでぽちりと申し込みです。
高いお金出して買うなら新築マンションがいいなとは思ってましたが、新築だと物件数も限られること、完成までに数年かかる物件も多いことから、中古マンションも対象にして探していきました。
本命マンションまでに見学した中から印象に残った物件の記録です。
マンション見学①:特急駅徒歩1分の中古マンション
マンション見学1軒目は、特急駅徒歩1分の中古マンション。
築10年12階建ての高級そうなマンションです。
42㎡の1LDKで、「これくらいだったらいいかな価格」からちょっと高いのが気になるけれど、とりあえず初めての物件見学。
昔住んでいた便利な駅前の徒歩1分築浅マンションなので、「もしかしたら1軒目で運命の出会いしちゃうんじゃ?」とドキドキしながらマンションへ向かいます。
マンション前で不動産屋の担当さんと待ち合わせ。
女性ひとりでの物件見学なんてなめられたらどうしようと不安でしたが、「おひとりで住まれるんですか?」とびっくりはされたものの、普通に案内してくれました。
「運命の物件かも!」とドキドキしながら部屋に入った数分後、わたしのテンションはダダ下がりに。
せ、狭いし、汚いっ!
今の家より㎡は広いのだけれど、壁が斜めになった間取りのせいか、とても狭く感じたのです。
クローゼットもいびつな形で、モノが置きづらそうなのも気になりました。
そして汚い・・・!
マンション自体はきれいなのに、部屋がなぜか汚く感じるのです。
おそらく喫煙者だったんでしょうか、クロスが全体的に黄ばんでいます。キッチンも丁寧に使われてなかった雰囲気が伝わってきます。
不動産屋さんは、この家がどんなにいい家かをアピールしてくれます。
でもわたしの心には響いてきませんでした。
何件も物件を見て知識も増えた今なら、クロスもキッチンもリフォームできれいにすればいいとわかります。
でも初見学のわたしにはそんな知識もなく、この家には住みたくないと思ってしまったのです。
物件と出会うタイミングって、大事ですね。
ちなみにこの家は早く売りたかったらしく、3週間後に200万値下げしたらすぐに売れたそうです。
マンション見学②:各停駅徒歩4分の新築マンション
初物件見学の翌日、次は各駅停車駅徒歩4分の新築マンションを見学です。
以前隣の駅に住んでいたので、どんな街かは把握済み。
決して便利とは言えない駅なので、このマンションを買う可能性は低いけれど、「新築マンションを見てみたい」「どれぐらいの価格なのか知りたい」目的で行きました。
見学した新築マンションは、販売ターゲットがわたしのような独身女性かDINKSカップルで、7F建て、1フロア3部屋のマンションのほとんどが1LDK(1部屋だけ2LDK)です。
マンション完成後に販売開始した物件で、気になる部屋すべて見せてもらうことができました。
もちろん新築マンションなので、とってもきれい! すてき!
けれども、狭く感じるのが気になる・・・!
1LDKの内訳は、約10畳のLDKと3畳の洋室、クローゼット。
㎡としては今の賃貸マンションとあまり変わりませんでした。
でもなぜか、賃貸マンションより部屋自体が狭く感じるのです。
分譲マンションは賃貸マンションに比べて、玄関周りとか水回りの広さに余裕をもたせている分、同じ㎡でもリビングと部屋が狭いのかなと感じました。
(当時住んでいた賃貸マンションは、約8畳のLDKと6畳の洋室+広めのクローゼット)
そんな感想を新築マンションの不動産屋さんに伝えたら、「ぜいたくな!」という顔をされました。
「同じようなひとり暮らしの女性は、みなさんこのようなお部屋を買って満足されてますよ。お一人でこれ以上広くても、使いきれないでしょう」と。
自分がぜいたくなことを言ってるのは、重々承知です。
でも、高いお金を出して買うマンション、今のマンションより暮らしにくそうなところはイヤなのです。
そして何より、狭いのに価格が高い!!
新築マンションでも各駅停車の幹線道路沿いの1LDKならこれぐらいの値段ではと考えてたのより、700万ぐらい高かったのです。
今の東京のマンションってわたしが思ってるよりかなり高いかも?と気づいたのもこのときでした。
その値段出すなら、中古マンションでもいいからもっと広い部屋に住みたいと思いました。
マンション見学③:特急停車駅の新築マンション×2
超大手不動産会社のファミリー向けの新築マンションも2部屋見学しました。
「きっと高いから買わないだろう」と思いながら、2LDKの部屋もあったのでモデルルーム見学へGO!
案内されたモデルルームは、それはそれは美しい部屋!
モデルルームの家具も豪華絢爛で、きらびやか!
何でリビングの仕切り扉がガラスなの・・・!? そのシャンデリアは一体?? お風呂ドアもガラス!?
モデルルームとは、オプション装備モリモリの、超アゲアゲ仕様であることを担当さんに教えてもらいます。
これはテンション上がりますね。
オプションだけで何百万積んでるんでしょうか、すごい!
「買えないとは思いますけど」と言いつつ、一番安い部屋の価格を教えてもらったのですが、2軒とも手も足も出ないお値段でした。
3・4軒目とも同じような価格帯だったので、新築マンションはこれぐらいの価格相場かと理解しました。
- ここ数年、不動産価格は高騰している
- オリンピック前で、建設材料・人材の費用が高くなり、もっともっと高騰している
- 新築マンションの高騰につられて中古マンションの価格も上がっている
※私のマンション探しは2019年春でした
どうやら今はマンションは買い時じゃないらしい、でも、オリンピックが終わるのを待っても、マンション価格が下がるとは言い切れないらしい。
今買うのが正解かはわからない、でも数年待つことが正解になるとも限らない。
だったら今の相場で、今の自分が納得できる値段のマンションを買おうと、「住まいサーフィン」で価格を調べる日々が始まります。
マンション見学④:築40年のフルリノベマンション
マンション価格を抑えるために、築年数が35~40年のマンションも6~7軒見学しました。
マンションの外観は古さを感じるのですが、部屋はリフォーム・リノベーションされていて「新築!?」と思うような部屋ばかりでした。
リフォームしたら部屋を好きなようにできるんだとわかって、中古マンションにも興味がわくようになりました。
最初の頃に見学した築40年・駅近の2LDKのマンションは、本命新築マンション見学を待たずに契約しようか迷ったくらい、間取り・内装がすっごく好みでした。
50㎡弱だけれど使いやすい間取りで広く感じ、シューズインクローゼットがすごく広くて、価格も抑えめ。
ここに住みたい!と思えたんです。
「買ってしまおうか」とハンコを押しかけましたが、ふとベランダ見ると、そこには築35年の蓄積が・・・。
ベランダがすごく汚れていたのです。
掃除したらきれいになる感じではなく、築40年の蓄積がすべてそこに出ている感じで・・・。
不動産屋さんは「住んだら気にならなくなりますよ」と言いますが、住んだらきっともっと気になる気がします。
40代でマンションを買い70代まで住むとして、30年ちょっとは住むことになるマンションです。
その時、築年数は70年超え? そのとき住めてるの!?
「おそらく20年くらいしたら建て替えの話がでます。立地がいいのでうまく建て替えができたら損はしませんよ」というけれど、アラ還ひとりでそんなリスクは負いたくない。
数年住んで買い換えるとか、そんなめんどくさいこともしたくない。
価格を抑えるために中古マンションは選択肢に入るけれど、自分が70歳になっても住めるであろう築15~20年ぐらいまでがいいなと感じたマンション見学でした。
マンション購入での自分の「譲れない優先ポイント」を見つけるのも大事!
たくさんのマンションを見学したことで、自分の中での「譲れない優先ポイント」「妥協できるポイント」が定まってきました。
わたしの優先ポイント:部屋の広さ
最初の2軒がどちらも1LDKの部屋で「狭い」と感じてしまったことで、「広さは2LDK以上がいい」という基準ができました。
猫と暮らしたいと思っていたこともあり、猫+人間でも余裕のあるサイズがいいなと思っていました。
わたしの優先ポイント:価格
マンションが高い買い物であることはもちろん知ってます。
でも、わたしが思っている以上に、今のマンション価格はかなり高い!
新築マンションは見学に行くまで価格がわからないので、立地や間取りから予測していくのですが、想定より500~700万ぐらい高いことが多かったのです。
自分がローンを組める、余裕をもって払える価格を上限に、それ以上の物件には手を出さないことを決めました。
新築マンションだと予算オーバーするなら、中古マンションにしようとも考えました。
わたしの優先ポイント:築年数
中古マンションでも部屋の中がリノベーション・リフォームされてきれいになっていれば、築年数は関係ないと最初は思ってました。
でも今アラフォーの自分が70代まで住むとして、築15~20年ぐらいまでのマンションがいいなと基準ができました。
妥協できるポイント:間取り
マンションは2LDKがいいというのは決まりました。
でも2LDKであればなんでもいいわけではなかったのです。
ひとり暮らしなので、1部屋は寝室に、リビングのそばの1部屋は通常はリビングとつなげて広いLDKのように使って、必要な時だけ仕切って暮らしたい。
そういう部屋を探してたのですが、今がそうじゃなくても間取りはリフォームで変えられることを教えてもらいます。
いや、リフォームって何百万もするんでしょ?と聞くと、「数十万でできますよ」と。
数十万???? やっす!!!
何千万もする物件を毎日見てると、金銭感覚が狂いますね。
中古マンションにするなら、リフォームすることも含めて理想の間取りにできるものを探すようになりました。
妥協できるポイント:立地
価格を下げるためには、価格にひびく条件へのこだわりを下げることが大事です。
- 人気じゃない街を選ぶ(各駅停車駅とか)
- 駅からの距離を遠くする
- 築年数にこだわらない
- 広さにこだわらない
下2つは物件見学する中でこだわりが出てきてしまったので、優先順位を下げるのは街と駅からの距離です。
駅からマンションの距離はもちろん近いほうがいいですが、それで価格が跳ね上がるなら妥協できるポイントです。
大きな街に住むことにもこだわりません。
田舎育ちのわたしからしたら、東京なんてどこでも電車で数十分行けば大きな街に出れる便利なところですもの。
でも1つだけ立地で譲れないものがありました。それはスーパーに徒歩数分で行けること。
車はないので、気軽に徒歩で行ける距離にスーパーがないと、生活がしづらいのです。
重い、大きいものはネットで買えばいいけど、でもやっぱり気軽にスーパーに行けるようにしておきたい。
あまり知らない駅の物件を見るときは周りの環境ををしっかりとチェックするようになりました。
本命マンションの説明会に向けて準備は完了!
新築マンション・中古マンション、合わせて12軒の物件を見学して、
- この沿線での、新築・中古マンション×スペックでの価格相場観
- 自分が長年住むマンションとして、譲りたくないポイント
これらがつかめてきたところで、いよいよ本命新築マンションの説明会が近づいてきました。
いい部屋があるならそこを逃したくないと、説明会初日の初回を予約済みです。
きっとこれぐらいの価格のはず、このポイントは確認しておこう、と、これまで学んできたことから情報を整理しながら、わくわくどきどき、その日を待ちます。
続きはこちら。いよいよ本命新築マンションモデルルーム見学です。
マンション購入初心者のわたし、どうやって進めるのか全く分かってませんでした。
本を読んだりセミナーに参加したりして、物件探しと並行しながら情報収集。
知識を増やしたことで、自分の納得できるマンションが買えました!
特におすすめ!
■女性向けのマンション購入講座:女性のためのかしこいマンション購入術講座
独身女性ならではのマンション購入の悩みや考えるポイントがわかって参考になりました。
■マンションの価格相場が調べられる:
買おうとしているマンションが適正価格なのか、無料登録で検索できて参考になりました。
情報収集に活用したもの、こちらの記事にまとめています!
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