おひとりさまマンション購入記③
新築マンションのモデルルーム見学、一人で行ってもいいのか悩みますよね。
わたしが行った3件はどこも快く迎えてくれて、楽しく見学できました!
今回は、きらびやかなモデルルーム見学に惑わされず確認するための、わたしのチェックポイントをまとめました。
ポストに入っていた新築マンションのチラシを見て「ここに住みたい!」と思ってから1カ月。
いよいよ本命新築マンションのモデルルーム見学の日がやってきました。
ひとりで新築マンションのモデルルーム見学!事前準備は何をした?
新築マンション販売開始までのスケジュールをチェック!
「買いたい!」と思った新築マンションのチラシがポストに入っていたのは5月の終わりのこと。
チラシに書いてあった案内はこちら。
- 7月下旬ごろ販売開始、9月下旬入居開始
- 詳しく知りたい方は、こちらまでお電話ください
マンションを買う段取りなんて全くわかってないわたし。とりあえず書いてあった番号に電話してみます。
電話で教えてもらったことは、
- まだ詳細は決まっていないが、7月上旬に説明会でご案内を開始予定
- マンションサイトで情報を出していくので、そちらを確認してほしい
マンションサイトから「情報ください」の登録をし、そこから毎日のようにサイトをチェックです。
全く情報が出なくて、やきもきする日々が続きますが、6月中旬にモデルルーム見学の予約が出たので、初日をぽちり予約です。
マンション建設中の現地を時間帯を変えてチェック !
なぜか、この新築マンションを購入して住むと信じて疑わなかったわたし。
建設地が通ってたスポーツジムのすぐそばだったので、ほぼ毎日のように建築されている様子を見に行ってました。
チラシやサイトに書かれていた情報から、「あの部屋が希望してる部屋かな」「日当たりはどうかな」と妄想を膨らまし、住んでる自分を想像する毎日。
毎日物件のまわりをうろうろする、明らかに怪しい女です(笑)
さらに、同じブランドの中古マンションを物件サイトで発見したので、そこの見学にも行き、キッチンや部屋の雰囲気を見て、さらに妄想を膨らませていきました。
わたしは住んでいた賃貸マンションの近くが建築場所だったので直接見に行くことができたのですが、どんな街なのかストリートビューなどで見ておくと雰囲気がつかめていいですよ。
新築マンション販売前説明会スタート
いよいよ本命新築マンションの販売前説明会&モデルルーム見学です。
建設地を再度チェックしたあと、勝負の場所にむかいます。
販売説明会・モデルルーム見学の流れ
新築マンションのモデルルーム見学は、ほかの物件ですでに3回経験済み。
販売説明会・モデルルーム見学の大まかな流れはこんな感じで、だいたい1~2時間かかります。
- 受付をして、用紙にいろいろ記入
- ブースで、物件概要や周辺のことの説明を受ける
- モデルルーム見学
- 質問タイム
- 現地ご案内 ※ないことも
- 質問タイム
モデルルーム見学は、マンション完成前に別の説明会場で行う場合と、実際に完成したマンションの部屋で行う場合の2通りがありました。
私の経験では、大規模新築マンションだと完成前に説明会場で行い、小規模マンションだとマンション完成後の部屋で行われることが多かったです。
受付が終われば説明開始です。
どの会場でもモデルルーム見学前に、営業担当さんが分厚いファイルを持ってきて物件についての説明をたっぷりしてくれました。
気になるポイントはすべて聞いておきましょう。聞いて嫌がられることはないはずです!
建設地がどんな街・場所なのかを聞く
本命新築マンションの営業担当さんの話は、この立地がどれほどいいのかの説明から始まりました。
「この街に住んでるからすごく便利でいいところだって知ってますよね!!」と熱弁の担当さん。
「この街に住んでるから、そこまで言うほどすごく便利でいいところでもないことも知ってます」と心の中は冷静なわたし。
もちろんマンション買って永住してもいいと思ってる街なので、住みにくいところではないですが、そこまで言われるほどでもないよね、とひっそり思っていました。
わたしは今回見学したほとんどの物件が土地勘のあるところだったので、住みやすさの良し悪しの判断が自分でできました。
初めての土地勘のない場所であれば、担当者の説明もしっかり聞いたうえで、見学前後に自分でも周辺を歩いたりスーパーに行ってみたり、どんな場所かを確認することが大事だと思います。
どんな間取りの部屋があるのかを聞く
わたしの本命の部屋は、2LDKの、できれば上階の部屋。
マンションサイトで2LDKが2種類あることは知っていたので、そこを中心に説明してもらいました。
わたしがねらってる部屋は、【A】の4階か【B】の3階。
【A】45㎡の南西向き2LDK。1階~4階までの4部屋あり。チラシで最初に「ここがいい!」と思った部屋です。
【B】55㎡の東向き2LDK。2階・3階の2部屋あり。(チラシには載っていなかった部屋)
どんな設備が標準でついていてお得なのか、担当さんが熱弁してくれてますが、わたしが知りたいのは価格、価格なのです・・・!
部屋の価格を聞く
話の区切りがついたところで、切り出します。「で、お値段は・・・?」
- まだ販売受付前の事前説明が始まった段階(しかも初日)なので、値段は確定していない
- 事前説明でのお客さんの様子を見ながら、販売日までに確定していく
- ただ、おおよそこれぐらいの価格になる見込みをこっそり教えます
という前提付きで、わたしが狙ってる部屋の予定価格を教えてくれました。
・・・高っ!!!!!
マンションを買いたいと思ってから1か月間、マンションの相場価格を勉強してきたわたし。
サイトに出ていたマンション内の一番安い部屋の価格や、近隣駅の新築マンション価格、同じ駅で1~2年前に販売されたマンション価格なども踏まえて、「これぐらいかな?」と予想価格をもってました。
それを、はるかに上回る予定価格!
【A】の4階で予想+400万、【B】の3階で予想+700万。
わたしの相場観が、まだまだアマチュアレベルだったのでしょう。読みを大きく外した衝撃・敗北感がすさまじかったです。
【B】については、住宅ローン減税で10%戻ってくることも踏まえての価格設定とのこと。なるほど、そんな風にして利益が出るように調整してるんですね。
でも、2駅隣の特急駅の超大手デベロッパーの新築マンションと同程度の坪単価ってのは、さすがに高すぎだといまだに思いますが。
まあ販売から半年ほどで完売してるから、妥当だったのかもしれないけども・・・。
【A】の4階の部屋は、予想よりは高かったけど、手が出ない値段ではない。
【B】の3階の部屋は、かなり予算オーバーなので無理。
目の前が隣家の屋根の2階も予想よりはるかに高額だったので、その価格を払う価値は、今のわたしには感じられませんでした。
予想価格は外しに外しまくりましたが、それでも「このマンションに住みたいな」の気持ちはこの時点ではそんなに変わらなかったので、気を取り直してモデルルーム見学にむかいます。
新築マンションのモデルルーム見学 わたしのチェックポイント
本命の新築マンションの説明会は、現地マンションではなく説明会場で行われました。(マンションは建築中)
20部屋ぐらいの小規模マンションがモデルルームをつくるってあまりないので、不思議に思っていました。
同じディベロッパーが近くに大規模マンションを建設中(完成は1年後ぐらい)で、そのモデルルームをつくるのを早め、兼用したとのこと。
だから、用意している部屋タイプは今回のマンションにはない3LDKのタイプで、部材や設備やデザインはほぼ同じなのでイメージをつかんでくださいね、ということでした。
そんあこともあるんですね。部屋も広く、オプションもモリモリにされているだろうから、より冷静な目でモデルルームをチェックしなければ!
モデルルーム見学の前の、建築模型チェック
モデルルームに入る前に、マンション完成予定の模型図を確認します。
わたしはここでテンションが上がってしまい(全く冷静ではない)、模型前に10分以上とどまり、値段のことも忘れて妄想を膨らませまくります。
模型図で、ベランダの感じ(思ったより狭そうとか)や、隣の家との距離感とかをつかむこともできるので、全方角からじっくりチェックです。
モデルルーム見学では、冷静な心と目でチェック
新築マンションのモデルルーム見学では、購入希望と同じ間取りの部屋を見られないことも多いです。
大規模マンションのモデルルームって、マンションの中でスペックが高い部屋でつくられることが多いので、その豪華絢爛さにすごくテンションが上がって冷静な判断ができなくなりそうなんですよね。
広い間取り&オプションモリモリのアゲアゲなモデルルームを見ながら、自分が住みたい間取りとは、何が同じで、何がどう違うのかをしっかり確認することが大事だと思います。
シングル・DINKSが中心ターゲットの1LDK、2LDKメインのマンションだと、完成してから現地の部屋を見せて販売することもあるので、その場合はじっくり隅々までチェックすることができますね。
わたしが何件かモデルルームを見学する中で、確認すべきだと思ったポイントは、
部屋から感じる雰囲気
玄関ドアや窓、壁や床などは、部屋によらず同じ部材を使われることも多いので、第一印象としてその雰囲気が好きかどうかは感じとれるかと思います。
(ただ、壁や床はオプションで変えられるので、担当に要確認)
リビング・寝室・クローゼットなどの、希望している部屋との広さの違い
同じ「6畳」でも、形によって住みやすさや家具が置けるかは異なるので、メジャーで測って、実際どれぐらいの大きさになるのかを確認することが大事です。
モデルルームの部屋を見て「広い!使いやすそう!」と思っても、希望している部屋だと幅がその2/3しかないということも・・・。
わたしの希望した【A】の5畳の部屋、実際にその長さを測ってもらったら、持ってるセミダブルのベッドがギリ置ける・・・?ぐらいでした。
住みたい部屋の実際の広さを確認し、置きたい家具がうまく入るか、生活しやすい動線かをチェックすることが大事だと思います。
キッチン・洗面所・お風呂などの水回りの、希望している部屋との違い
高スペックの部屋は、水回りも余裕を持った広々としたつくりになっていることが多いです。
台所の作業スペースが希望している部屋だと30cm狭いとか、洗面所の収納が小さかったりとか、面積が減った分そぎ落とされていることがいろいろあるので、図面と比べながらしっかりチェックです。
おふろも、ファミリー向けよりは一回り小さいものが使われることも多いので、そこもチェック!
どこがオプションでモリモリアゲアゲにされているかをチェック
モデルルームは、何百万ものオプション設備で、部屋を豪華絢爛にしています。
どこがそうなのかをちゃんと見極めとかないと、あとで「あれ?」となるので、各部屋しっかりと担当さんに確認していきましょう。
よくみたモリモリオプション設備
・キッチンの棚
おそろいの背面の造作食器棚はもちろん、シンク上の棚もオプションってことがありました。アイランドキッチンのモデルハウスだと、コンロ前のガラス仕切りがオプションとかも。
・照明器具
豪華なシャンデリアがついていたり、標準より多いダウンライトがついたりしてました。
・扉
引き戸がおしゃれすりガラスになってることがよくありました。
そんなとこまで!?と思ったもの
・浴室の扉がスケスケガラス
誰に需要があってモデルルームにそのオプションを搭載してるんでしょう。単に見学しやすいから? 「スケスケガラスにする人いるんですか?」と聞いたら「ほぼいません」と。
・浴室扉のバーが1本→2本に
バスタオルが2本のほうがかけやすいから、標準1本だけどモデルルームは2本に、と。言われないと、絶対気づかない・・・
ステキ家具に惑わされないように注意!
モデルルームには、ステキ家具が配置されています。
噂だと、部屋を広く見せるために通常家具より小さめのものを置いていることもあるそう。
自分が持ってる家具や置きたい家具のサイズに心の目で入れ替えてチェックすることが大切なのです。
わたしはじっくり時間をかけて、モデルルームを隅々まで見学し、いろいろ測ったりして、自分が2LDKの部屋に住んでいるイメージを想像しました。
買いたい気持ちが強いなら、時間をかけても(たぶん)嫌がられないと思うので、納得いくまでしっかりチェックしてくださいね。
新築マンション現地チェック&次回に向けて
マンション建設地の現地チェック
モデルルーム見学のあと、マンション建設中の現地にも連れて行ってもらって(自分で何度も行ってるけど)、日当たりや隣の家と接する感じを担当さんとチェック。
わたしは住んでる駅だし、何度も自分で見てるからあっさり終えましたが、初見だったら、周りにどんな施設があるか、交通量はどうか、うるさくないかなどを、しっかり自分の感覚で確かめるのが大事だと思います。
買いたい部屋の仮おさえ
説明聞いてモデルルーム見て、買わないなと思ったらそこで終わりですが、「できれば買いたい」と思っているのであれば、買いたい部屋を仮おさえすることができます。
販売開始はまだまだ先なので、契約はできないけれど、「この部屋は買いたい人がいます」とマーキングしておき、ほかのお客さんへご案内をしないんだとか。
買うなら【A】の4階か3階。でも、わたしの感覚では、部屋のスペックと価格がいまいち釣り合っていない気がする。
でもこの部屋をほかの人にみすみす買われてしまうのも、くやしい。
この後の販売開始までは2週間。そこまでの流れは
・来週、気になっていること再確認と、ローンの説明と事前審査。オプションの説明
・再来週の販売開始日に、先着順で契約手続き。(先着順といっても仮おさえしておけば希望の部屋は買えるそう)
あと2週間で、大金を払ってこのマンションを買うのか決断をしなければなりません。
そこまでに考えられるだけ考えて、後悔しない決断をしよう。
そう心に決めて、「目当ての部屋を逃した」という後悔をしないように、【A】の4階の部屋を仮おさえして、本日は帰宅です。
続きはこちら。ここにきて気になる中古マンションに出会ってしまいました!
マンション購入初心者のわたし、どうやって進めるのか全く分かってませんでした。
本を読んだりセミナーに参加したりして、物件探しと並行しながら情報収集。
知識を増やしたことで、自分の納得できるマンションが買えました!
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独身女性ならではのマンション購入の悩みや考えるポイントがわかって参考になりました。
■マンションの価格相場が調べられる:
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情報収集に活用したもの、こちらの記事にまとめています!
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