おひとりさまマンション購入記⑧
マンション購入するとついてくるのが「住宅ローン」。
どの銀行にするか、金利プランをどうするか、頭金はいくら入れるのがいいのか、悩みは尽きません。
40代独身女性のわたしが選択時に考えたことをまとめてみました。
40代独身女性のわたし。「マンション買いたい!」と思い立ってから1か月半で、中古マンションを購入しました。
物件を決めるまでにもたくさん考え悩むことはあったけれど、契約後も悩みは尽きません。
マンション契約の次は、住宅ローンをどうするかに悩む日々がはじまりました。
この記事では、アラフォーおひとりさまで中古マンションを購入したのわたしが、どのように住宅ローンを決めていったのかをお伝えします。
住宅ローン選択 40代独身女性のわたしが悩んだこと
中古マンションを契約した時点では、住宅ローンの仮審査が1つの金融機関(ネット銀行)で通っていました。
どの金融機関に住宅ローン(本審査)を申し込むかは、仮審査に通っているネット銀行で申し込んでもいいし、別のところに変えてもいいし、というのが、契約時のステイタスです。
住宅ローンの本審査を申し込んで、万が一審査に落ちたときには、契約は破棄になってしまいます(涙)。
わたしはマンション購入の契約をしてから2週間、複数の銀行窓口で住宅ローンについて相談し、住宅ローンの本やサイトを読み漁り、自分に合った住宅ローンはどれなのかを考えました。
住宅ローン決定までには、仮審査→本審査→いろいろ手続きと時間がかかるので、引き渡しまで期間がない場合は、契約と同時に住宅ローン手続きを進めていくのがおすすめです。
わたしはネット銀行の変動金利の住宅ローンを選択しましたが、決定までに悩み考えたポイントについてまとめてみます。
ネット銀行の住宅ローンに決めた理由
住宅ローンをどの銀行で契約するかを考えるとき、わたしの候補に挙がったのはこちら。
- 勤務先提携の大手銀行
- 女性向け優遇プランを出している銀行
- ネット銀行
窓口がある銀行は直接相談に行き、ネット銀行はサイトの情報や口コミを確認しながら、どこの銀行にするかを決めていきました。
勤務先提携の大手銀行住宅ローンを選ばなかった理由
わたしが務めている会社には提携している大手銀行があり、「住宅ローン金利の優遇がある」という情報がありました。
実際調べてみると、その金利、特別に低くはありませんでした・・・。
その銀行で普通に窓口で住宅ローンを申し込むよりは金利は低いのですが、ネット銀行などと比較すると高い。
さらに団信などの保障をつけると、さらに金利が上がってしまうプランになっていました。
独身でマンションを購入するわたし。
万が一の保障はほしいけれど、何かあっても迷惑をこうむるのは自分だけなので、あまり手厚い保障はなくてもいいかと、この銀行は選びませんでした。
女性向け優遇プランありの住宅ローンを選ばなかった理由
女性向けに手厚い保障がついている住宅ローンを出している銀行もあります。
住宅ローン窓口でも説明を聞き、就労不能時のサポートなど手厚い保障が魅力的でした。
金利も低めに設定されているし、最後まで迷ったのですが、疾病保障をつけると少し金利が上乗せになるので、金利を抑えることを優先して、こちらの住宅ローンは選びませんでした。
※少し体調を崩して不安になったときには、「女性向けの保障をつければよかったのかも」と思うことも、たまーにあります。
ネット銀行の住宅ローンを選んだ理由
住宅ローンをネット銀行に決めた理由は、シンプルに金利が一番低かったからです。
住宅ローンの返済金額総額がシミュレーションできるサイトでいろいろ試していたのですが、金利が0.1%違うだけで、総返済額に大きな差が出るんですよね。
ちりも積もれば山となる。少しでも総返済金額を減らしたく、住宅ローンの金利が安いことを最優先にしました。
反対に優先度を下げたのが、団信などの保障の手厚さ。疾病保障はついてますが、大手銀行と比べると適用条件が厳しくなっていました。
自分に何かあって住宅ローン返済が厳しくなる日が来るかもしれないけど、保障をたくさんつけて金利を上げ総返済額を増やすのではなく、貯金や繰り上げ返済をして健康なうちに返せるようにしていこう!と決めました。
住宅ローンを変動金利に決めた理由
住宅ローンの金利タイプをどうするか、ものすごく悩みました。
金利タイプは、おおきく3つあります。
フラット35などが有名な、最初から最後まで住宅ローンの金利が固定なタイプ。
返済計画が立てやすく、金利上昇の影響を受けないメリットはあるが、ほかのタイプに比べると金利が高め。
フラット35では、
今は全期間固定でもかなり金利は低くて、返済総額をおさえられるのがいいですね。
ARUHIは頭金の割合を大きくすると金利が下がるのも魅力的で迷いました。
当初3年・5年・10年などの一定期間は住宅ローンの金利が固定で、その後は金利が変わるタイプ。
当初の金利は低めに設定されていて、その期間金利上昇の影響を受けないのはメリットだけど、期間終了後は金利が高くなるのがデメリット。
半年ごとに住宅ローンの金利が見直されるタイプ。
金利が低めに設定されているのがメリットだけど、金利上昇すると返済額が大きくなるのがデメリット。
最終的にわたしが住宅ローンの金利選択で悩んだのは「10年固定金利」と「変動金利」のどちらにするかでした。
- 10年固定金利は、10年間は金利が変わらないのが魅力だけど、その後のことがいまいちわからないのが怖い。
- 変動金利は、低く設定されているのが魅力だけど、大きく金利上昇したときが怖い。
10年固定金利にして「10年後住宅ローン控除が終わった後に繰り上げ返済してとっとと返す」プランと、変動金利にして「金利が大きく変わったら繰り上げ返済してとっとと返す」プランとどっちがいいのか。
考えても考えてもどっちが正解なのかはわかりませんでした。
将来の金利がどうなっているかなんてわからない。今わかっている情報は、
・金利はここ10年ほど上がってない
・変動金利と10年固定期間の金利の差は0.1%
将来がわからないのだったら金利が上がらないことに賭けて、万が一上がってしまったときに備えて、繰り上げ返済ができるように貯金をがんばろう!と結論を出しました。
(いろんなものの理由が全部「貯金をがんばる」になってる気もしますが・・・)
住宅ローンの頭金と返済期間をどうするか
住宅ローンを組むのはネット銀行、金利は変動金利タイプ、やっとここまで決まりました。
残るは、いくら住宅ローンを借りるのかと、返済期間をどうするか。
この2つが決定すると、住宅ローンの返済総額と、毎月の返済金額が決まります。
住宅ローンの頭金はいくらいれる?
今は「頭金0」でも住宅ローンが組める時代です。マンションのチラシでも「頭金なしで買える」とうたい文句をよく見ますよね。
住宅ローンの頭金について調べた結果、「頭金0」とするメリット・デメリットは次のように判断しました。
頭金0のメリット | 頭金0のデメリット |
---|---|
・金利が低いうちは、頭金を入れずに投資などに回すことで、資産を増やすことができる ・手元にお金が残るので、不測の事態に備えられる | ・借入金額が大きくなるので、返済総額は増える ・借入金額が大きくなるので、手数料や保証料などの諸経費も上がる |
わたしに投資の才覚があれば、頭金を入れずに資産を増やす判断をしたかもしれませんが、そんなスキルはないので、返済総額を抑えることを優先し、頭金は入れることにしました。
では、頭金はいくらにするか。
40代独身女性のわたし。何かあった時に手元に現金がないのは怖い。でも、住宅ローン額が高くなって余分なお金(手数料とか金利とか)がたくさんかかるのも癪だし。
なんてことをモヤモヤ考えながら、ネットでいろいろ調べます。
一般的に言われていたのは、1年分の生活費は手元に残しておく、でした。
1年分の生活費があれば、不測の事態にあった時にも対応できるから、ということです。
また購入した物件が条件に当てはまっていれば、住宅ローン控除が使えることもあります。
住宅ローン減税制度は、住宅ローンを借入れて住宅を取得する場合に、取得者の金利負担の軽減を図るための制度です。毎年末の住宅ローン残高又は住宅の取得対価のうちいずれか少ない方の金額の1%が10年間に渡り所得税の額から控除されます。また、所得税からは控除しきれない場合には、住民税からも一部控除されます。
国土交通省 すまい給付金サイトより
新築物件か中古物件なのかや、その年の税制度によって、住宅ローン控除対象となる上限額や年数は異なります。
わたしが中古マンションを購入したときは「中古マンションなら最大2000万の住宅ローン残高に対して1%の減税が10年間」でした。
納税額にも影響されますが、10年間トータルで最大200万戻ってくるのです。200万は大きいですよね!
手元にどれぐらいお金を残しておきたいか、住宅ローンの借入額をいくらにした控除額がオトクになるか、そんなことをいろいろ考えた結果、頭金は貯金の1/3程度を入れることに決定しました。
住宅ローンの返済期間はどうする?
40代でマンションを買ったわたし。35年で組むと定年を超えてしまうので、住宅ローンの期間は短くしたかったのですが・・・。
手続き途中で失敗をして、短くすることができませんでした(涙)。
私が申し込んだネット銀行は、頭金の額や金利タイプは本審査通過後、契約時に変更することができたのですが、返済期間は変えることができなかったのです。
仮審査で何も考えず「35年」として、そのまま本審査も行っていました。
コールセンターに電話して、返済期間を変えられないか相談したのですが、「事前審査からやり直しになる」と言われて、めんどくさくて35年のママにすることにしました。
予定より長くなってしまった分、住宅ローンは繰り上げ返済で期間を短くしていこうと考えています。
40代・独身女性わたしの住宅ローン選択結果
いろいろ考えた結果、40代独身女性のわたしが選んだ住宅ローンのプランはこちらです!
- 金利の低さを優先してネット銀行
- 金利の低さを優先して変動金利
- 手元に残るお金、住宅ローン控除額も考えて、頭金は貯金の1/3程度に
- 返済期間は35年(本当は25年ぐらいにしたかったけど、繰り上げ返済で短くすることに)
住宅ローン選びに何を重要視するかは人によって違うと思うので、いろいろ情報を集めたり、シミュレーションしながら、自分に合ったものを選んでいくのが大事だと感じます!
住宅ローン選択に参考にした書籍・サイト紹介
住宅ローンを決めるにあたって参考にした書籍やサイトを紹介します。
同じような独身女性で住宅ローンを組む人がどんな選択をしているのかの情報も載っていたりして、わたしだったらどうするかなも考えることができました。
住宅ローン関連書籍
住宅ローンに関する本は数冊読みました。
本・著者によって考え方が違うので、おすすめするプランも違うので、何冊か読んでみることをおすすめします。
ケーススタディも載っているので、参考になります。
「シングル女性」のケースも載ってることが多いですが、改めてこの記事を書きながら読み返したら、わたしがした選択はまったくそのおすすめプランとは違いました(笑)。
住宅ローンのシミュレーションサイト
いくらまでなら借りても無理なく月々払えそうか、総額どれぐらいになるのかを確認するため、銀行や住宅ローンのサイトを使ってシミュレーションしました。
住宅ローン借り入れ額・金利・返済期間などから、毎月の返済額がいくらになるか、自分の年収だとどれぐらい借りられるかなどをシミュレーションできます。
銀行によってちょっとずつ異なるので、わたしはいろんなサイトで、毎日のようにシミュレーションしてました(笑)。
ネット銀行のサイトが詳細にシミュレーションできたので、 わたしはお気に入りです。
銀行や住宅ローン会社の店舗窓口で相談もおすすめ
住宅ローン関連の本やサイトを見ても理解しきれないこともありました。
10年固定ってどういう考え方なの?とか、団信つけるつけないでどんなメリットがあるの?とか。
「一人で悩んでもわからん!」となったときは、銀行や住宅ローン会社の店舗窓口に相談に行きました。(しかも3社!)
窓口で相談=その銀行と契約、ということはないので、気になる銀行は相談もして比較するのがおすすめです。
それぞれの自社の住宅ローンのおすすめポイントを詳しく教えてくれるので、金利タイプや団信のつけ方など、自分にあった住宅ローンがどれかが考えやすくなりますよ。
フラット35が気になる人はARUHIの窓口で住宅ローンの無料相談がおすすめ!
まとめ 住宅ローン選択は難しいからこそしっかり比較して考えよう!
住宅ローンを決定するまで、本当に悩みました。
未来がどうなるかは予測できないけど、だからこそ、どうなっても何とかなるように最適なプランを選んでいくことが大事だと改めて思います。
マンション買って1年。住宅ローン開始して1年。
今の時点では「ネット銀行で変動金利」でよかったと思っていますが、これからもそう思える日が続くのかはわかりません。
マンション買ったときには、コロナでこんなに世の中が変わるなんて思ってませんでしたし。
その時点で最適と思える選択をしつつ、状況が変わったらまた判断していくことが大事ですね。
次回、購入した2LDKの中古マンションを、一人暮らしでも暮らしやすい間取りにリフォームです!
マンション購入初心者のわたし、どうやって進めるのか全く分かってませんでした。
本を読んだりセミナーに参加したりして、物件探しと並行しながら情報収集。
知識を増やしたことで、自分の納得できるマンションが買えました!
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