「マンション買いたい」と思ってから1か月半。無事中古マンションの購入契約を締結しました。
だがまだ終わりじゃない。
契約から2週間、住宅ローンに悩む日々が続きます。
前回の記事はこちら。
住宅ローンで考えることはたくさん
契約時点では、住宅ローンをどこに申し込むかは決定していません。
1つ以上事前審査が通ってることは必要ですが、その銀行で申し込んでもいいし、別の銀行に変えてもいいし、というのが、契約時のステイタスです。
万が一住宅ローンの本審査が通らなかったときは、契約は破棄になります(涙)
マンション購入の契約をしてから2週間、複数の銀行で相談をし、本やサイトを読み漁り、情報収集して自分に合った住宅ローンは何かを考えました。
(わたしは契約から引き渡しまで3カ月と余裕があったので、契約後にも悩む時間がありましたが、引き渡しまで期間がない場合は、契約と同時に住宅ローン手続きを進めていくほうがよいそうです)
最終的にわたしはネット銀行の変動金利の住宅ローンにしましたが、そこまで考えたポイントについてまとめてみます。
ネット銀行に決めた理由
住宅ローンをどこで契約するかを考えるとき、わたしの候補に挙がったのは
■女性向け優遇プランを出している銀行
■ネット銀行
■会社が提携している大手銀行
金利に社員優遇がありました。・・・が、その金利が別に低くないのです。
その銀行で普通に申し込むよりは低いですが、ネット銀行などと比較すると高い。さらに団信などの保障をつけると、さらに金利が上がる。
おひとりさまでマンション購入するわたし。保障はほしいけど、何かあっても迷惑をこうむるのは自分だけなので、あまり手厚いのもいらないなと思ってたので、この銀行はなしとしました。
(勉強のために、窓口で住宅ローンの説明を聞かせていただきました。ありがとうございます)
■女性向け優遇プランを出している銀行
最後まで迷いました。説明も聞きに行きました。
金利もそこそこ低いし、女性向けの保障も充実していてよかったのですが、昔この銀行で嫌な思いをしたことがあり、それが引っかかって申し込みをやめました。
■ネット銀行
決めた理由はシンプルに、金利が一番低かったからです。
もともとの金利が低いのに加えて、不動産会社と提携していてさらに下がりました。金利が0.1%違うだけで、総返済額に大きな差が出るので、魅力的でした。
それに反して優先度を下げたのが、団信などの保障。最低限の保障はついてますが、銀行と比べるとしょぼい内容です。
何かあってローンが返せなくなる日が来るかもしれないけど、そのために保障をたくさんつけて金利を上げるのではなく、貯金をがんばろう!と決めました。
変動金利に決めた理由
金利タイプをどうするか、ものすごく悩みました。
考えても考えても答えが出ない。だって、未来なんてわたしにはわからないから!
金利タイプは、おおきく3つ。
■全期間固定金利タイプ
フラット35などが有名な、最初から最後まで金利が固定なタイプ。
返済計画が立てやすく、金利上昇の影響を受けないメリットはあるが、金利が高め。(とはいえ、昔に比べると金利は低くなっている)
■固定金利選択タイプ
当初3年・5年・10年などの一定期間は金利が固定で、その後は金利が変わるタイプ。
当初の金利は低めに設定されていて、その期間金利上昇の影響を受けないのはメリットだけど、期間終了後は金利が高くなるデメリットも。
■変動金利タイプ
半年ごとに金利が見直されるタイプ。
金利が低めに設定されているのがメリットだけど、金利上昇すると返済額が大きくなるデメリットが。
わたしが悩んだのは、「10年固定」と「変動金利」でした。
10年固定だと、10年間は変わらないのが魅力だけど、その後のことがいまいちわからないのが怖い。
変動金利だと、大きく金利上昇したときが怖い。
10年固定にして「10年後住宅ローン減税が終わった後に繰り上げ返済してとっとと返す」プランと、変動金利にして「金利が大きく変わったら繰り上げ返済してとっとと返す」プランと、どっちがいいのか・・・、考えても考えても結論がでない。
未来なんてわからない。今わかっているのは
・金利はここ10年ほど上がってない
・変動金利と10年固定期間の金利は、0.1%ある
だったら、金利が上がらないことに賭けて、万が一上がってしまったときに備えて、繰り上げ返済ができるように貯金をがんばろう!と結論を出しました。
(いろんなものの理由が全部「貯金をがんばる」になってる気も・・・)
頭金と返済期間をどうするか
ネット銀行で、変動金利タイプで住宅ローンを組むことに決めました。
残るは、いくらローンを借りるかと、返済期間をどうするか。これによって、毎月の返済金額が決まります。
■頭金
今は「頭金0」でも住宅ローンが組める時代です。すごいですね。
でも、それだと毎月の返済金額は高くなり、総返済金額もかなり高くなります。
また住宅ローン額が上がれば、諸費用も上がります。(手数料や保証料など)
「頭金0」で住宅ローンが組めるとはいえ、かかる総額を抑えるためには、頭金は入れたほうがよいと考えました。
となると、いくら入れるのがいいのか。
アラフォー・おひとりさまのわたし。何かあった時に手元に現金がないのは怖い。
とはいえ、住宅ローン額が高くなって、それに伴う余分なお金(手数料とか金利とか)がたくさんかかるのもなんとなく癪である。
一般的に言われるのは、1年分の生活費は手元に残しておく、ということですね。
わたしはこれに加えて、住宅ローン控除でお得になる額なども考えて、頭金の金額を決定しました。
■返済期間
アラフォーでマンションを買ったわたし。35年で組むと定年を超えてしまうので、短くしたかったのですが・・・。
短くできませんでした(涙)
頭金の額や金利タイプは本審査通過後、契約時に変更することができるんですけど、返済期間は変えることができなかったのです。
最初の事前審査で何も考えず「35年」としていてそのまま本審査も行っていました。
コールセンターに電話して、返済期間を変えられないかかなり交渉したのですが、「事前審査からやり直しになる」と言われて、めんどくさくなってやめました。
予定より長くなってしまった分、繰り上げ返済で期間を短くしていこうと考えています。
住宅ローンを考えるときに参考にしたもの
書籍
住宅ローンに関する本を、数冊読みました。
本・著者によって考え方が違うので、おすすめするプランも違うので、何冊か読んでみることをおすすめします。
ケーススタディも載っているので、参考になります。「シングル女性」のケースも載ってることが多いですが、改めてこの記事を書きながら読み返したら、わたしがした選択はまったくそのおすすめプランとは違いました(笑)
おすすめの本
シュミレーションサイト
■銀行のサイトでシュミレーション
各銀行のサイトで、住宅ローンのシュミレーションができます。
ローン額、金利、返済期間などから、毎月の返済額がいくらかのシュミレーションや、年収などからいくらまで借りられるかのシュミレーションができます。
銀行によってちょっとずつ異なるので、わたしはいろんなサイトで、毎日のようにシュミレーションしてました(笑)
■比較サイトでシュミレーション
各銀行のサイトではなく、まとめてシュミレーションできるサイトもあります。
ローン額と返済期間を入れるだけで、簡単に金利や毎月の返済額がわかります。諸費用も出てくるのも、結構うれしいポイント。(諸費用、何気にわかりづらいので・・・)
事前審査もまとめてできるので、複数比較したい場合は、面倒くさくなくて便利ですね。
住宅ローン、ホントにホントに悩みました。
記事内になんども書いてますが、未来がわからないから!
未来がどうなるかは予測できないけど、だからこそ、どうなるかを複数予測しながら、最適なプランを選んでいくことが大事だと改めて思います。
マンション買って1年。住宅ローン開始して1年。
今の時点では「ネット銀行で変動金利」でよかったと思いますが、これからもそう思える日が続くのがいいなと思いつつ、状況が変わったら、その時々に合わせて必要な判断をしていかねばですね。
次回はリフォームです!